おかし作り
 
できること
 
  ● 手作りの物などを謙遜しながらすすめることができる。
  ● 手作りの物などについて説明することができる。
 
 
 
キム: 高橋さん。これ、ちょっと食べてみてください。
高橋: わあ、おいしそうですね。キムさんが作ったんですか。
キム: はい。料理教室で作りを習ったので、作ってみました。
高橋: へえ。すごいですね。こんなケーキを作ることができるんですか。
キム: でも、初めて作ったので、おいしいかどうか
 
 
 
高橋: じゃあ、いただきます。
キム: あ、このフルーツソースをかけ、食べてください。
高橋: はい。…ああ、おいしい!
キム: そうですか。よかった。このソースはフルーツのかわをむかないで、全部使っているんです。
高橋: そうなんですか。ごちそうさまでした!
キム: え?もう全部食べてしまったんですか。
高橋: ええ。本当においしかったです。私も作りたいなあ。
キム: じゃあ、今度時間があったら、いっしょに作りましょう。かんたんに作れますよ。
 
1 食べてみてください
 
どう使う?
 
「~てみる」は、いいかどうか、試しに少しすると言うときに使う。
 
~て形動詞みる
 
①A :あのレストランのカレー、おいしいですよ。
 B :そうですか。じゃ、今度食べてみます。
②このくつ、軽くてとてもいいですよ。ちょっとはいてみてください。
③このゲーム、やってみませんか。
 
やってみよう!
 
 
とまる 入る する 見る 着る 飲む
 
2 おいしそうです
 
どう使う?
 
「~そうだ」は、見て感じた様子や状態を言うときに使う。
 
イ形容詞
ナ形容詞
]
そうだ
      *いい → よさそうだ
 
①外は、寒そうです。
②明日は天気がよさそうです。
③きのう高校のときの友だちに会いましたが、とても元気そうでした。
 
やってみよう!
 
 
例)このケーキは  おいし  そうです。
1)この車は       そうです。
  この車は       そうです。
2)大下さんは       そうです。
  小山さんは       そうです。
3)山田さんのお母さんは       そうです。
  お父さんは       そうです。
 
安い きびしい 忙しい 高い やさしい ひま おいしい
 
注意!
「~そうだ」は名詞には使わない。
 
    あの人は先生そうです。
 
~ます形動詞  + そうだ」の形も使われる。
 
①大山さんはお金ありそうです。
②高田さんはお酒がたくさん飲めそうです。
 
3 作ったんです
 
どう使う?
 
「~んです」は、相手の事情を説明してほしいときや自分の事情を話したいときなどに使う。理由を言うときにも使う。
 
普通形動詞
イ形容詞普通形
ナ形容詞普通形
名詞
]
んです
 
①A :どうしたんですか。
 B :ちょっと気分が悪いんです。
②A :あれ、山田さん、今日仕事は?。
 B :今日は休みなんです。
③A :そのシャツ、きれいですね。どこで買ったんですか。
 B :駅前のデパートです。
 
やってみよう!
 
例)A :きのう、どして来なかったんですか。
  B :すみません。熱が  あった  んです。
1)A :山田さんは歌わないんですか。
  山田 :ええ、歌が       んです。
2)A :パーティーの申込書、どこに       んですか。
  B :私も知らないんです。 事務所で聞きましょう。
3)A :どうしたんですか。
  B :歯が       んです。
4)A :先生、この問題が       んです。
  B :じゃ、もう一度説明しますね。
 
わかります 痛いです 下手です あります 出します
 
4 作り
 
どう使う?
 
「~方」は、~する方法という意味で使う。
 
~ます形動詞
 
①この料理の作り方を教えてください。
②この漢字の読み方がわかりますか。
 
やってみよう!
 
例)このくだものの  食べ方  を教えてください。
1)日本の着物の       がわかりません。
2)新しいコンピューターの       を習いました。
3)あなたはこのゲームの       を知っていますか。
4)これは上手な       の本です。スピーチの前に読んでください。
 
食べます 使います 着ます 話します あそびます
 
5 作り方を習ったので
 
どう使う?
 
「~ので」は、「~から」と同じように原因・理由を言うときに使う。
 
普通形動詞
イ形容詞普通形
ナ形容詞普通形
名詞
]
ので
 
①今日は雨が降っているので、ちょっと寒いです。
②東京の地下鉄は便利なので、地下鉄でいろいろなところへ行きます。
③バスが来なかったので、タクシーで行きました。
④今日は休みなので、動物園へ行きます。
 
やってみよう!
 
例)ニュースを  見なかった  ので、その事故を知りませんでした。
1)兄は映画が       ので、よく見に行きます。
2)今日は       ので、学校は休みです。
3)パソコンが       ので、新しいのを買いました。
4)私の家は駅から       ので、不便です。
 
見ます 日曜日です 好きです 遠いです こわれます
 
注意!
「ので」は「から」よりもていねいな言い方で、個人的な理由や謝るときの言い訳によく使われる。
 
①すみません。ねつがあるので、早く帰って寝ます。
②この会社のことをよく知らないので、いろいろ教えてください。
 
6 作ることができる
 
どう使う?
 
「~そうだ」は、見て感じた様子や状態を言うときに使う。
 
辞書形動詞 + こと
名詞
]
ができる
 
①私はギターをひくことができます。
②田中さんはフランス語ができます。
③美術館では写真を撮ることができません。
④インターネットでホテルのよやくができます。
 
やってみよう!
 
 
例)私は  すしを作ることができます 
1)私は      
2)この川は危ないので      
3)私はパソコンを      
4)この映画館では、水曜日は      
 
自転車に乗る 泳ぐ 修理する/直す/作る 千円で映画を見る
 
名詞  + ができる」は「完成する」の意味でも使われる。
 
①駅のそばにスーパーができました。
②A :先週の出張のレポート、まだできないんですか。
 B :すみません。もうすぐできると思います。
 
7 おいしいかどうか
 
どう使う?
 
「~かどうか」は、「するかしないか・そうかそうじゃないか」を言うときに使う。後ろの言葉は「知っている・言う・聞く・わからない・~てみる」などがよく使われる。
 
普通形動詞
イ形容詞普通形
ナ形容詞普通形
名詞
]
かどうか
 
①明日パーティーがあるかどうか、知っていますか。
②テストを出す前に、まちがいがないかどうか、よく見てください。
③田中さんの話は本当かどうか、わかりません。
 
やってみよう!
 
例)いい部屋が  ある  かどうか、インターネットでさがしてみます。
1)あの図書館、日曜日が       かどうか、知っていますか。
2)あのレストランは       かどうか、わかりません。
3)この仕事、明日までに       かどうかわかりませんが、やってみましょう。
4)明日いっしょにカラオケに       かどうか、友だちに電話して聞いてみます。
 
あります おいしいです 行きます 休みです できます
 
8 このフルーツソースをかけ
 
どう使う?
 
「~て」は、「かさをさして歩く」のようにその状態(かさをさした)のまま、次の動作(歩く)をするときに使う。「書いて覚える」のように手段にも使われる。
 
~て形動詞  ✙ 動詞
 
①シートベルトをして運転してください。
②暑かったのでまどを開けて寝ました。
③下の絵を見て答えてください。
④この絵は色えんぴつを使ってかきました。
 
やってみよう!
 
 
例)雨の日は( かさをさして )学校へ行きます。
1)暑い日は(        )学校へ行きます。
2)寒い日は(        )学校へ行きます。
3)(        )ハイキングへ行きます。
4)(        )パーティーに行きます。
 
ぼうしをかぶる コートを着る お弁当を持つ ドレスを着る/手袋をする/ネックレスをする
 
9 かわをむかないで
 
どう使う?
 
「~ないで」は、「かさをささないで歩く」のようにそれをしない状態(かさをささない)のまま、次の動作(歩く)をするときに使う「書かないで覚える」のように手段にも使われる。
 
~ない形動詞  ✙ で ✙ 動詞
 
①時間がなかったので、朝ご飯を食べないで、学校へ行きました。
②さいふを持たないで、出かけました。
③辞書を使わないで、作文を書きます。
 
やってみよう!
 
 
例)明日試験があるので、( 寝ないで )勉強します。
1)さとうを(      )、コーヒーを飲みます。
2)かさを(      )歩いている人がいます。
3)疲れたので、シャワーを(      )、寝ました。
4)テキストを(      )、答えを書いてください。
 
入れる さす あびる 見る
 
10 全部食べてしまった
 
どう使う?
 
「~てしまう」は、時間がかかる動作が早く終わる、全部終わると言うときに使う。
 
~て形動詞しまう
 
①今日の宿題はもう全部やってしまいました。
②A :本、ありがとうございました。とてもおもしろかったです。
 B :え?もう読んでしまったんですか。
③このイラストは五時までにかいてしまいたいと思っています。
 
やってみよう!
 
例)冷蔵庫のジュースは全部  飲んで  しまいました。
1)この仕事は昼休みまでに       しまいたいと思います。
2)見学のレポートはきのう       しまいました。
3)料理の材料や飲み物は、このスーパーで全部       しまいましょう。
4)雨が降る前に、犬の散歩に       しまいましょう。
 
やります 行きます 買います 書きます 飲みます
 
11 じかんがあったら
 
どう使う?
 
「~たら、…」は、「もし~の場合は…」と言うときに使う。
 
動詞
イ形容詞
ナ形容詞
名詞
]
過去形だけ ✙ 
 
 
①もし千万円あったら、世界旅行をします。
②お金がなかったら、困ります。
③明日天気がよかったら、ハイキングに行きませんか。
④日曜日、ひまだったら、あそびに来てください。
 
 「~たら」には「~たあとで」の意味もある。
①駅に着いたら、電話してください。
②夏休みになったら、国へ帰ります。
 
 「~たらいいですか」の形でアドバイスを求めたり、「~たらどうですか」の形で、アドバイス・提案の意味を表す使い方もある。
①A :北海道のおみやげは何を買ったらいいですか。
 B :ホワイトチョコレートを使った有名なおかしがありますよ。
②A :夕飯、何にしたらいい?
 B :カレーにしたらどう?
 
 人を誘ったり、人にすすめたりするとき、「よかったら」をよく使う。
①これ、私が作ったんです。よかったら食べてみてください。
②明日、山へ行くんですが、よかったらいっしょに行きませんか。
 
やってみよう!
 
例)雨が  降ったら 、出かけません。
1)危ないので台風が      、海へ行かないでください。
2)明日      、野球の試合はありません。
3)駅から      、歩いて行きましょう。
4)仕事が      、お酒を飲みに行きませんか。
5)十八歳に      、めんきょを取ることができます。
6)もう五時間もいますよ。少し       どうですか。
 
降ります 来ます 休みます なります 雨です 近いです 終わります
 
12 かんたんに作れます
 
どう使う?
 
可能形は、「~ことができる」と同じ意味。それをする能力があるとか、どこで何ができるなどと言うときに使う。
 
 
*可能形はⅡグループの動詞と同じ活用をする。
 
書く→書ける(Ⅱグループ):書けます・書けない・書け・書け
 A :漢字、書ける?
 B :ううん、まだ書けない。
 
*Ⅱグループの動詞は話すとき「食べれる・見れる」のように「ら」のない形も使われる。
 
可能形の文では目的語を表す「を」を「が」に変える。
 コンピューターを使う → コンピューターが使える
 
①私は日本語の新聞が読めます。
②私はお酒が飲めません。
③A :この図書館、雑誌も借りられますか。
 B :ええ、古い雑誌は大丈夫ですよ。
 
やってみよう!
 
例)私は漢字が百字  書けます 
1)鈴木さんはピアノが      
2)あのビール工場はいつでも      
3)A :明日の朝七時に会社に       か。
  B :はい、わかりました。
4)うちのむすこは四歳ですが、自転車に      
 
書きます 来ます 見学します ひきます のります
 
  「見られる」「聞ける」と「見える」「聞こえる」
「見える」と「聞こえる」は、「自然に自分の視界や耳に入る」という状態を表す。一方、「見られる・聞ける」は意識して「見る(聞く)ことができる」ことを表す。
 
①まどから木が見えます。
②日本ではいろいろな国の映画が見られます。
③となりの部屋から赤ちゃんの声が聞こえます。
④このラジオで外国のほうそうが聞けます。
 
やってみよう!
 
1)あそこに白いビルが(見られます・見えます)ね。銀行はあの中です。
2)上野動物園でパンダが(見られます・見えます)よ。
3)あ、鳥の声が(聞けます・聞こえます)よ。きれいな声ですね。
4)インターネットで、いつも新しい歌が(聞けます・聞こえます)。
 
注意!
 人が意志を持って行う動作だけ可能形になる。人の意志に関係ない動詞(困る・疲れる・病気になる・間に合う・なれる など)は可能形にはできない。
 また、「荷物が入る・水が出る」などの物が主語の場合や、「できる・わかる」などの可能の意味がある動詞にも使えない。
 
六時の電車に間に合えますか。 ⇒ 〇間に合いますか
このかばんは荷物たくさん入ますよ。 ⇒ 〇入りますよ
この本を読んだらいろいろなことがわかれます。 ⇒ 〇わかります